*関東大震災では、死亡の原因の多くは火災
*火災によって発生する有毒ガスに、巻き込まれてしまう恐れもある
*小さな火のうちに消化する
*自分で消せる火は最初の3分間
*職場内の協力、隣近所との協力が不可欠
阪神大震災でも犠牲者の13%が焼死です!
大災害時には緊急車両は来られない
一ヵ所火事が出てしまうと、火は勢いを増して次々と延焼してしまいます。声を掛け合い、隣近所の人と協力して自分たちの職場、町は自分たちで守らなければなりません。大規模災害であればあるほど消防車も救急車も来られないと考えるべきです。
消火
消火器は使い方を時々チェックしましょう。家庭用消火器は12~13秒しか噴射されません。事務所では数本用意しておきたいものです。
助け合い
発災直後、負傷者や閉じ込められた人を救出できるのは身近にいるあなたです。同時に、自分自身が負傷したり閉じ込められたりした場合に頼れるのも、身近にいる人です。そのときにできることを冷静に判断し、周りの人と協力して行動しましょう。
煙を吸い込まない
火災によって発生する有毒ガスを吸い込まないためには、ハンカチやタオルで口と鼻を押さえ、姿勢を低くして、床を這うようにして逃げます。
下敷きになった人を救助する
阪神・淡路大震災の犠牲者の原因
・胸部圧迫29%
・頭部圧迫21%
・焼死13%
・建物の下敷き80%
・タンス・ピアノの下敷き10%
地震の大きな揺れだけで亡くなる人はとても少なく、犠牲者の多くは、揺れによって建物の倒壊や計器の転倒で下敷きになって決定的な負傷を受けることによるものです。自分の身の安全を確保できたら、周囲の人たちと協力して、負傷した人を救いましょう。
バールで救助
倒壊した木造建築や重量物の転倒で下敷きになった人を周囲の人たちと協力して救助。
「見捨てない」「あきらめない」という気持ちを表すのに「がんばれ!」の声かけが大切です。救助のための道具は、バール、のこぎり、スコップ、丸太、鉄パイプ、車のジャッキを使います。これらの道具は防災倉庫などに備えてあることが多いので、確認しておきましょう。
・声をかけ少しでも反応があったら、みんなで協力して捜索する。
・バールや鉄パイプ、木の棒を使って倒壊したものを取り除く。
・すぐに病院へ搬送する。
搬送
@毛布とさお竹で簡単な担架を作る
A2人で運ぶ